2007年4月〜シーバス日記

2007/6/1
ポイント 京浜運河(川崎)
サイズ 50〜40
GET 6HIT 3GET

久しぶりに川崎方面へ出撃。沖は赤潮で渋いよ〜との噂は聞いていたので、水の良いエリアを中心に探るつもり。
ただ、前日に降った集中豪雨で多摩川は多少の白にごり。多摩川は切り捨てて運河方面へと足を向ける。

沖の潮が悪い時、どこなら釣れるのか?と言うと、もちろん沖よりも確実に水の良い川の影響を受けるエリア。
川ではなくても、川の水が入りさえするエリアであれば可能性は高い。それともう一つ、工場の排水周り。
工場は昔のように海水を垂れ流しする訳には行かず、濾過してかなり良い水を排出している。冬場とは違い
温排水である必要もない。

また浄化作用の強い干潟って選択肢も残るのだが、南東京の水深の浅い京浜運河であれば多少の浄化作用は
期待できるが、川崎方面では難しい。あと最後の手段は沖の悪い潮がなかなか入り込まない行き止まりの運河の
一番奥。こんな所に魚が溜まるケースが多い。

赤潮の原因となるプランクトンは比較的比重が軽く表層を流れる。余程の事がない限り魚はその下に移動するだけで
魚がそのエリアに絶対に居ないと言うことはない。ボトム狙いか、ボトムにある良い水が湧き上がる場所。
例えば堤防、上はコンクリートの塊だが下の方はパイプで構成されていたりすると、良い水だけが通過し、その通過した水が
行き場を失い湧き上がる。ちょっと特殊だが東京方面には比較的こんな場所がある。堤防の右は夜光虫バリバリなのに
堤防の左は夜光虫が少ない。そんなエリアを探し出せれば、イージーな釣りが可能になるのだ。

さて、運河に入ると夜光虫の姿は見えない。こりゃポツポツ釣れるな。と確信を持ちルアーセレクト。
今日は購入して来たばかりの新ベイスラッグを2種類試したい。


18gになった重いベイスラッグと11gのままだが尻尾にヒラヒラが付いた物、もちろん旧ベイスラッグも持って来た。
タックルボックスにベイスラッグだけで3個。さてどう使い分けしようか...

まずは18gをセレクトして投げてみる。さすがにこれだけの重さ、圧倒的な飛距離を叩き出す。
ただ巻きでは旧ベイスラッグより多少キビキビしたS字蛇行。ジャークジャークでワインド開始。夜なのでよく見えないw
がしかし、ワームでのワインドに比べるとダート幅は小さい感じ。俺が良く使う壁打ちでのカーブフォールは沈下速度が速すぎて
潮に流しつつユラユラ落とし込む微妙なテンションは掛けられない。あっと言う間にボトムに到着、驚いた事にレンジキープ力は
高く、これなら水深3mから10mまで落ち込むブレイクなどでも使えそうな感じだ。以前は旧ベイスラで我慢我慢で20秒の
カウントダウンとかやっていたw

このルアーに対抗するならローリングベイトって事になるが、同じ使い方をするなら圧倒的にベイスラッグが釣れるだろう。
かなりの勢いで壁にぶつけまくったが、ヒビさえ入らずテールのアイが曲がる程度。ちなみにテールのアイが曲がると、まともに
泳がなくなるのはどのルアーも一緒。おかしいな?と思ったら確認してみよう。重い分多少の早巻きになるが、手返しの良さを
考えると、これはこれで使える。

次は11gをセレクト。夜光虫などでルアーを光らせたくない。壁から30cm以内に落とし、潮に流しつつ微妙なテンションで
カーブフォールさせると、S字蛇行しながらユラユラ落ちてゆくのが最強の使い方。この辺は18gの物では出来ない技である。
がしかし、今回の11g、そういう意味では旧ベイスラッグ同様使えるが、テールに付いたヒラヒラが邪魔である。アピールしたくない
時に使うのにテールが勝手にアピールしてしまう。11gに関してはテールの尻尾は外して普通に針にしまうのが吉であろう。

また18gで何本か魚を掛けたが、重さゆえのバラシが多発するのは仕方がない。これはローリングベイトやバイブレーションなどに
共通する問題でありなかなか対処は難しい。特に18gはトレブルフック1本。テールの尻尾を普通のフックにした方がバラシは確実に
減ると思われる。ただしワインドで使いたい時、切れ味が落ちる可能性も否定出来ない。この辺の選択は自分の使い方に合わせて
考えて欲しい。

さて運河内の魚はと言うと、散らばっている感じではあるが、水の良い所では確実にポツポツと釣れる。
新ベイスラッグでの写真を!と考えていたがバラシまくりにイラ付いてナイトレイドで1発

やっぱり8gって軽いルアーはバラさんなぁ〜。一番釣っていた友人はビーフリーズで釣りまくっていたって事を考えると
上から2mならどのレンジでも釣れる展開って感じだ。

移動して沖側に行ってみたが、強烈な東風にもみくちゃにされた海は、夜光虫まで巻き込んで狙えるレンジ全てが光ってしまう状況。
ここでボトム狙いとなると10mラインとなるが効率が悪い。無理やり釣るより良い水を求めて小移動。工場の排水にルアーを
投げ込むと、ここだけはルアーが光らない。この水と海水の境目にやはり魚は付いていて、ポツポツ。

何とか新ベイスラッグ(18g)にて魚をこの手で...と思ってボトムズルズル作戦決行!(今までのベイスラッグやローリングベイトでは
出来なかった芸当)、これにてドカンと1発60cmでも釣れば、今日はヒーローだ。投げて5秒程度でボトムに到着。ユックリS字蛇行
させながらブレイクをなめて行く、時々コツンとボトムに触るのでかなり良い感じだ。この使い方が出来るだけでもいい買い物をしたと思う。
ヌン!と変な感触。ん?っと聞き合わせ。ヌンヌン!!ウホッ。こんなボトムにロープが...orz

新ベイスラ、痛恨のロスト。この使い方する以上避けられないが、一気にやる気を失ってしまった。
さて、ロストしたら次に買うか買わないかだが、俺は買う。ローリングベイトに突っ込んでいたお金は確実に新ベイスラ(18g)に使うだろう。
それ程使えるルアーである。11gに関しては俺の中で必ず必要なルアーなので購入するが、尻尾のヒラヒラはフックに交換する。

旧ベイスラ11gと新ベイスラ11gならどちらを買うかだが、新ベイスラの方が使っている針が圧倒的に良い。
旧ベイスラの針は...こんな針なら付けないで100円安くしろよって感じだったからねw

まあ11gに関しては、一部のエキスパートから根強い人気があったルアーだが、昔から使い方がわから〜ん的な人が多かったのも事実
18gとはまた違った使い方が出来るのでお勧めしたいが、理解出来る人が増えるとも思えないので...
まずは18gを使ってみて欲しい。あのS字蛇行のイメージが頭に焼き付けば、11gも使えるようになる。そうなれな食いが渋い時に
何とか魚を引きずり出せるスキルとなる。

ティムコ、久しぶりにいいルアー作ったじゃね〜か、次はコーストガードの復活を頼むよ。80やビーフリに唯一対抗出来るルアーだったの
に廃盤にしやがって...もう少し重くしてパイロットルアーとして使えるようチューニングして、激戦区のシャッド業界に殴り込みよろしく。

ボイルグリップ、売れてるのかしら?発売から3日経過。ちょっと気になります。はい

2007/5/13
ポイント 八王子
サイズ タケノコ
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先週の日曜日、近所の雑木林で筍を1個だけ発見。そうか、もうそんな季節なんだよなぁ〜と思っていた矢先、八王子方面に竹林があるよとの情報を頂いた。竹林って確かにどこにでもあるが、勝手に入って獲れば泥棒。無断で取得するのはなかなか難しい。かと言ってお金を払って獲る筍狩りには興味が湧かない。地主さんとのコネでもないと、なかなか...

不思議なもんで山に入ってカブトムシ獲るのは罪悪感ないんだけど、筍にはあるw
偶然ではあるが、そんなコネが生まれたので、早速行動。

近所のおば様方も採りに来る場所との事で、朝一から行動だ。家を3:00に出発。日の出と共に山に入る。

竹林はまだ薄暗くなかなか筍をみつけ辛いがしばらく地面を見ていると.....あった!!
ぴょこんと5cm程度頭を出した状態。目が慣れて来るとどんどん見付るもんで、タケノコってこんなに一杯あるのか〜


スコップを入れるが竹の根が邪魔をしてなかなか上手に取れなかったり、途中からポッキリ折れてみたり。スーパーで売っている下の方にイボイボが付いた状態で取るのは、すごく難しいって事を思い知らされた。

汗だくになりながら約2時間。友人と確保した筍はカゴ3個分。もう十分だねと山を下る事にしたが、山道をこれを持って何百メートルも歩くのが辛いってのは、考えていなかった。途中で休み休み車へと戻る。



コンビニの駐車場にて井戸端会議、新鮮なのでこれなら生で食えるよ。って事で小さな物を剥いて一番柔らかい所を食べてみたが、なんじゃこれ?って味。
筍の刺身ってすげ〜美味いんだろうなってな妄想は一瞬にして吹き飛ばされました。いくら新鮮でも火を通さなきゃ食えたもんじゃないんだね。TVなんかで生で食べて美味しい〜なんて言っている芸能人は嘘つきだろ。生はまずい、本当にまずいw
1つ賢くなった気分だ。



家に帰り煮る事にしたが、皮が付いていると鍋に入らんので、全て皮を剥いてから煮る事にした。
筍の皮剥くと本当にどんどん小さくなるね。細い方が美味いって言うけど、本当に細い物は、剥いてみたら鉛筆位の太さしか残らなかったり...あれだけ苦労して食べられるのはこれだけかよ!

大分要領が分かって来たので、来年は多少伸びていようが、硬かろうが太くてでかい物中心に掘る事にしよう。
自然遊びがまた1つ増えました。


今年はなかなか運河の中に魚が入って来ないのでイライラしていた。
沖には大量に魚がいて、その魚はイワシを食べている、これが運河内に入るにはそれなりの
理由が必要。運河に魚が入るルート等を考えると、京浜運河(東京)ってのは比較的水深が
浅く、隅田川と多摩川に挟まれた地帯。最後の最後に魚が入って来る場所なのだ。
多摩川に魚が入っていても、隅田川に入っていても、南東京はやっぱり多少遅れる。
今回は多摩川抜きで南東京のみで勝負

この浅い運河に入った魚の捕食モードは当然バチ。大井競馬場裏周辺から探り始める。
先週までは1人もも見掛けなかったアングラーが、ポツポツと対岸に見える。みんな情報を集めるの
早いな〜と思いながら、ナイトレイド80Fだけで勝負。対岸でシーバス釣って大騒ぎしているアングラー
発見。いいな〜俺にも釣れないかなぁ〜と思いつつ心の中でおめでとうとテレパシーを送っておいたw。

まず最初に釣れたのはセイゴ


小さいながらも、春の釣りが成立するだけで満足。もともと大物狙いより数釣り師なので...

淡々と流して行くと、それなりのバイト、春特有の浅い食いや水面直下での反転が楽しくて仕方がない。
釣れても50cm行くか行かないかだが数だけは出る。それも水面直下でバイトは夜でも丸見えってのが
楽しい。

これ位がアベレージサイズかな。

考えていたより潮の動きが鈍く、魚の活性も低い。もう少し時間をずらして釣行に望むべきだった気がする。
多少の渋さと水面を泳ぐ小さなバチを確認、にしびれを切らしてナイトレイドの5cmを結び
デッドスローに変えた1投目、これは絶対に食うと分かる瞬間にボコ!!ほらね。やっぱりいた。

結構な引きと立派なえら洗いの洗礼。多少はサイズが上がったかなと水中を見て唖然。
ボラって存在を忘れていたのだw


そういえば「しぐグリップ」は夏から開発だったのでボラで試していなかったなぁって事でボラに挑戦。
う〜んあっけなく持ち上がる。ボラのテストは完了だw

満潮を迎え多少動いていた潮も止まり、と同時に魚からの反応も消えたので撤退。
暖かいくて数釣りが出来るいいシーズンです。潮の動いている日を狙って釣行して見て下さい。
ナイトレイド80Fのデッドスロー、投げるのは沖ではなく出来ればシーバスのつき易いであろうブレイクやゴロタ、
大井埠頭周辺の公園なんかはゴロタが結構入っているので、淡々と釣り歩けばそこそこの釣果は約束されますよ。

バチを食べている魚は、半分消化したバチを大量に吐き出します。
私はすっかりそんな事を忘れて普通のズボンで釣行してしまったので、ズボンにゲロはかれてしまいました。
かなり臭いので、お気を付け下さいませ。


2007/4/06
ポイント 多摩川〜京浜運河(東京)
サイズ 74〜45
GET 8HIT 5GET

冬場に入り急激に忙しくなった。仕事、トラブル、色々な事があったがやっとシーバス釣りに復活だ。
丸々3ヶ月のブランクで不安いっぱい、夢いっぱい。

ルアーセレクトは春を意識して行ったつもりだが、どうも秋のルアーセレクトが頭から離れずこんな感じ


春のバチを意識してるのってナイトレイド80Fだけだw

表層系が3個
ナイトレイド80F
ウェーブライダー110
F−VM

シャッドはG’sシャッド。

抜けた泳層はローリングベイト&ワインドで何とかカバーする作戦だった。これが大失敗だったんだけどね。

さてまずは多摩川から
ストラクチャー中心の攻めにまずはウェーブライダーをセレクト。今考えるとやっぱり秋の釣りを引きずっているなぁ。
これで着水バイト。ん〜何だこの引き味は...おかしい。


ボラ?かと思ったがミスフッキングのシーバス。それも尾びれ周辺へのミスフッキング。
74cm。ん〜...納得行かないけど、釣れた事には間違いない訳で(汗
おっと、珍しくオシャングリップ使わせて頂きました。やっぱりこのグリップの出来は素晴らしいの
一言ですね。一昔前にシマノのリールからダイワに切り替えた時の軽さへの衝撃と、こんなに軽くて
本当に大丈夫?って不安感が入り乱れる感じと似ているなぁ。

で、このシーバスが吐き出したのがなんと...アミ


こんなの食ってるのかぁ?それも多摩川で...バチだと思っていたのでちょっと戸惑いましたね。
そのままウェーブライダーで叩き付けると、コンッとショートバイト。これで確信。ルアーサイズを落としたいので
ナイトレイド80Fに変更。おかしい、無反応。泳層の方か!、水面下50〜1mラインでリアクションバイトが取れる
ルアーを探すが...何も持って来ていない。この流れの中でワインドはちょっと辛い。ビーフリーズかアスリート9cm
、この辺をカバーするルアーセレクトが抜けていた。

泳層だけ合わせる為に、ローリングベイトを投入したがショートバイトの嵐。
ビーフリーズ等使っている友人はプチ爆。くぅー、3ヶ月のブランクを感じた瞬間だった。

そこから移動して今度は大井競馬場裏の運河。もうバチパターンに突入しているはず...と、ここは
ナイトレイド80Fで叩くが、まだ群れが入っていない様子。多少下の泳層を探っていた友人に80cm。
こんな運河で80cmが釣れちゃうんだから、やっぱりシーバスって素晴らしい。
と同時に、この1本で群れがまだ入っていない事を確信。ナイトレイドでのバチパターンゲームは不可能と判断。

一気に中央防波堤方面に移動。すでに潮止まり。渋いの覚悟でストラクチャーゲーム。
案の定ショートバイトの嵐だが、魚はごっそり入っている。釣った魚が吐いたのは7〜9cmのイワシ。
何を投げても当たるが、フッキングに至らない&フッキングしても掛かりが浅い。
こんな時はゆっくり食わせるしかない。G'sシャッド&ローリングベイトのゆっくり巻きで魚を乗せて行く。
ここは所詮セイゴ&フッコ倉庫、パターンが分かれば釣り続けてもサイズが上がらないのは分かっている。
いい加減釣り飽きたので撤収。

久しぶりのシーバス復帰。戸惑った面も多かったが、勘がそんなに鈍っていない事に安心。
シーバスの釣り方を体が覚えてる。それが確認出来ただけでうれしかった。

昨年末に購入したガマカツの斬鱸、昔使っていたロッドの振り方が見に付いてしまっているので
気を抜くととんでもないミスキャストを...まあ、使っている内に勝手に体が覚えるっしょ。
実は、釣りが出来ないストレスからか、メガバスF3-610XSとかも購入してしまったのだが、今考えると
絶対に使わないんだよねw。ストレスって怖いっすね。
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